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井上楽器製作所

現在、進行形で日本でアコースティックのトイピアノを作ってる大手メーカーはKAWAI。

KAWAIのトイピアノは楽器店やおもちゃ屋さん、 

Amazon、楽天から買える。

2006年に初めてのトイピアノにKAWAIを購入。

2009年にフランス🇫🇷michelsonneを落札。

その次にお迎えしたトイピアノが

井上楽器製作所 のもの。

ヤフーオークションで

壊れていたものを1000円くらいで落札。

昔の日本は、物作りが上手だったので

アメリカへmade in JAPANのおもちゃが沢山輸出されてた。

お人形やぜんまい仕掛けのおもちゃ、トイピアノetc..

井上楽器製作所以外にもおもちゃのピアノを作ってた会社はあったようで

いくつか手にした事がある。

crearと書かれた、アップライトピアノ型。

重量がかなりあって私1人では持てなかった。

チープ感とは無縁のリアルピアノと同じ塗装。

地元の音楽関係イベントで出会った骨董品屋さんが

おもちゃピアノ弾くんやったらあげるわー

と持って来てくれた。

鍵盤は極重。音程は若干不安定だけど

ソロ演奏自体は出来る。

LIVE持ち運びには無理だし、家にあっても

鍵盤重すぎて弾きにくいし……

しばらくは演奏に行かせてもらってる

カラシヤクラシックに置かせてもらい

現在は調律師をしている高校の先輩のお家で遊んでもらっている。

「カナリア」と書かれたもの。

グランドピアノ型。

本体薄めで、インテリアとしても可愛い。

部屋にあれば乙女度アップ。

色んなサイズや鍵盤数

絵が描かれたものもある。

オークションにたびたび出てくるので

井上楽器製作所のトイピアノと同じくらい生産していたんじゃないかと思う。

いくつか手にしてみたけど

音があってない。

ドの鍵盤を弾いてファが鳴るものや

ドの鍵盤を弾いてド#の音が出るものがあった。

こういうのは分解して鍵盤を並び替えれば

アンサンブル演奏も可能だけど

音程がバラバラのものは、中の鉄の棒を削って調整しないといけないので、素人の手での修理には

膨大な時間が必要。

なので手放しました。

実験のように手に入れては手放した日本製のトイピアノたち。

それを繰り返して、気に入って手元に置いて

演奏に必ず出動させてるのが

井上楽器製作所のもの。

音程がほぼ合ってる。

薄めで軽いボディなのに、以外に大きい音がする。

残響多めなのに倍音少なく

鉄琴系でも鐘系でもなく

独特のチープでレトロ可愛い感満載の音色がする。

これぞおもちゃのピアノ!な音で

年配の方は、懐かしい!!家にあった!!と涙する。

井上のは子どもでも持ち上げれる重さ。

ボディの木が薄い、ハンマーは厚紙と木片なので

修理も簡単。

ハンマーが傷んだら、厚紙とボンドとテープで作り替えられる。

工具ではなく文房具で直せちゃうのも嬉しい。

なので

"トイピアノ欲しいけどどこのがいい?"

と相談されると

井上をお勧めしてます😊

名古屋にあった井上楽器製作所は1999年に会社を閉めたそうです。

おもちゃの電子化の流れに耐えられんかったそうです。

電子楽器とアコースティック楽器では

耳への音が届く時のストレス度合いが全然ちがう。

アコースティックで

優しく音が広がる井上の音こそ残って欲しかった。

でも1999年まで作ってたので

結構最近ですよね。

フランスのmichelsonneは1970年代にはなくなってる。 

井上はおもちゃ屋さんの倉庫で新品が眠ってる事も多い。

そういう倉庫から発掘されたものが

オークションで数百円から出品される。

私からみたら

数百円でもお宝😍

写真の一番下の赤いピアノが

井上のトイピアノ。

「卓上ピアノ」

が商品名だったかな。

この赤いのと、茶色の1番鍵盤数の多いタイプの

2台持っています。

 🎪

北海道の方から譲ってもらった赤いトイピアノ。

届いてすぐ修理して作った曲。

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