November 11, 2018

November 11, 2018

October 22, 2018

Please reload

New

ピアノは好き?

November 7, 2017

「ピアノは好き?」

こう聞かれるとドキッとする。

即答は出来ない。 

苦しい時の方が多かったから。

 

生まれた時から母のピアノがあって

母がピアノを弾いていて

ピアノを習うのは当然の流れだった。

幼稚園の時は先生の顔が怖く見えて、レッスン拒否。

ピアノの練習も泣きながらしていた。

母に辞める?と聞かれても絶対やめないと大泣き。 

 

2歳の時、和室の居間で父の膝の上でテレビを見ていて

チャイコフスキーのピアノ協奏曲を見た。

母が「ピアノコンチェルトよ」と教えてくれた。

「これしたい」

と思った2歳児。

百恵ちゃんやタイムボカンを見た時よりも食いついた。

ちなみに2歳から記憶があるので年齢詐称疑惑を持たれる時がある😅

 

自分が上手でないのは小さい頃から分かっていた。

周りに上手な子がいっぱいいたから。

だから学校でもピアノやってる事は言っていなかったし、むしろ学校の音楽は嫌いだった。

 

高校進路を決める時、

協奏曲やるなら音楽の学校行ったほうがいいよなーと思ったのと、

制服が可愛かったから音楽高校にした。

 

音高に入ると、毎日音楽の話が出来るのが凄く嬉しかった。

その反面、同級生がみんなライバルになる。

試験では点数がついて順位もつく。

その順位で先生たちからの待遇も変わってくる。

毎日限界まで練習した。

 

高校1年の秋、家業が倒産する。

兄に「うちは音楽させれるような金はない」

と聞かされる。

学費の高い私立音高にはもう行けない。

引越しもしなければならなかった。 

 

普通科高校へ転校を願い出た所、音楽科だと単位が合わないから無理と言われる。

県立の音楽科へ転入。

学費安く出来てよかったと思った。

 

無理して行かせてくれてる音楽の学校。

これは猛練習してトップの位置にいて、公立の学校入らなきゃと必死だった。

この学費を無駄金にする訳にはいかない。

いわゆる青春時代は練習室だけだった。

思い通りに弾けなくてはいつも悔し泣き。

 

楽しみ、というのは裕福な子、もしくは才能がある子にしかだめなんだと思っていた。

お金ない、才能ないなら人の倍の努力でなんとか出来るんじゃないかと考えた。

 

裕福な同級生たちは、恐らく私の1/3の練習量で

有名音大に行った。

私は公立芸大を落ちる。

裏でお金がいくらかかったとかの話が飛び交う。

音楽の世界は汚すぎると泣いた。

 

挫折に次ぐ挫折。

1年浪人後に

いろいろ諦めて入った公立短大。

よく似た境遇だけど音楽を志す友人達との出会いは大収穫だった。

 

いろんな話をした。

お金の為なら仕事は音楽じゃない方が安定する。

練習との両立ならば、ピアノ講師の方が時間の融通効くよねー、とか。

 

そう、私のピアノはまるで職業訓練。

楽しみはどっかに置いてきちゃった。

 

でも死ぬまでに協奏曲をする夢だけは諦めきれず。

いろんな仕事をしながらピアノは続ける。

 

ピアノが好きか?

 

私のツボに入る音だけはとてつもなく好き。

それ以外はむしろ嫌いかもしれない。

 

いくら評判のいい演奏家であっても

凄いなーと職業的見方をして終わる。

だからコンサートも滅多に行かない。

 

その私のツボに入る音色を出す人は

有名人とかでなく身近な人だったりする。

1人は高校1年のの同級生ふくちゃん。

生まれて初めてピアノの音色がこんなに透き通ってるんだと思わせてくれた。

彼女は若くして亡くなったから、もうその音は聴けない。

 

もう1人は今のピアノの先生。

出会いのレッスン会場は

しょぼーーーい電子ピアノだったのに

その先生の出す音にドキドキしっぱなし。

楽器が変だから〜なんて言い訳が全く通用しない。

何をどうしたらそんな音が出るのか。

習って長年経ってる今でも届かなくて雲をにぎにぎしてるような感じ。

 

 

雲に手を伸ばして、届かないよー

ちょっとお立ち台に登ってまた手を伸ばして、

まだ掴めない、

そんな感じ。

 

 

でもあのドキドキする音が聞きたい、自分でも鳴らしたい。

それだけ。

 

恋をしているんだな。

うん。

 

恋愛においては恋は愛にしないと成長出来ない、長続きしないというけれど

ピアノだけは愛に落ち着いてしまってはいけない気がしてきた。

 

いつもキュンキュンしてなきゃ。

 

自分の音にキュンキュンして……なかった。

演奏会まで1週間切って

ああ、暗譜どうしよう、止まらないかな、

まだ苦手な所がある、どうしよう……

それでいっぱいになってた。

 

一個ずつ、苦しいを手放そう。

日曜日の本番、

暗譜が怖いなら楽譜見ようかな。

練習不足だからじゃない。

記憶力大会してるわけじゃない。

どういう音楽を出すか、そっちが重要。

 

今の音楽家たちは、多すぎるレパートリーを求められすぎてキャパオーバーしている。

昔の暗譜推奨してた人たちはレパートリーは少なかった頃だから、暗譜という事自体が無理がある

とも聞いた。

 

 

本番までのあと数日。

どういう曲にするか向き合うかしっかり楽譜読んで

曲をゴックン飲み込んで

不安要素を取り除いて

本番は好きな要素だけにしたいな

できるかな……

しよう。

 

戦っちゃだめね(๑´・ω・`๑)

脳みそのスイッチ切り替えをしないと。

 

試験じゃない、コンクールでもない。 

音間違えたら死んじゃうとか

邪心は捨てなきゃね。

音色追いかけなきゃ。

 

これは私が考えたんじゃなくて

先生に言われた事。

 

ピアノが好きでいっぱいだけになったら

あんな音色になるんだろうなぁ

なれますように✨

 

 

 

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

Tag